近年ナラ枯れの被害が徐々に増えつつあります。
これはナラ枯れの原因となるナラ菌を
カシナガ虫が樹木に運び込むことで生まれる
樹木の病気の一種です。
多くはブナ科の樹木(ミズナラ、コナラ、クヌギなど)でよく見られます。
ナラ菌に感染した樹木は、
進行すると数週間で枯死し
ほとんどの場合、伐採をせざるを得ない状況になります。
また枝枯れで済む場合もありますが、
枝が落下し、事故や器物破損の恐れも伴います。
ナラ枯れを未然に防ぐことはとても難しいですが、
健全木の樹幹に殺虫剤なとを塗布・注入したり、ビニールで被覆し予防するほか、
カシナガの殺虫、被害木の適切な処理で対策を行うことが重要になります。